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憧れたあのコの涙。
小学生の頃だったか、好きな女性のタイプを聞かれると、「ペコちゃんのようなコ」と答えていた記憶がある。いつもニコニコしていたずらっぽく舌を出しているあの表情に惹かれていたのだろう。誤解のないように言っておくが、フィギュアを集めていたわけでもないし、一連のペコちゃん人形盗難事件に関与していたわけではない。

そのペコちゃんが泣いている。

期限切れ牛乳を使ったシュークリームを製造、出荷。事実を昨年11月に知りながら、商品の回収や公表をしなかった。「消費期限切れ原料の使用がマスコミに発覚すれば、雪印乳業の二の舞いとなることは避けられない。」という内部文書の記述について、「隠ぺいのつもりはなかった」と釈明しているが到底納得できない。クリスマス商戦を前に公表したときの痛手を避けようとしたのではないか。しかも、会見では、定年後にパート社員として再雇用された元菓子職人に責任転嫁し個人の問題として片付けようとするような姿勢が見受けられた。消費・賞味期限切れ原料を使用して製造した商品はシュークリームとアップルパイ以外に、シフォンケーキやスイートポテト、杏仁豆腐など次々に出てくる。さらには、規定を大幅に上回る細菌、工場でのネズミの大量発生など。
組織として、ずさんな体質が常態化していたとしか思えない。

信じていただけに、裏切られた憤りは大きい。
洋菓子というと一流パティシエの華やかなものにスポットが当たる昨今、不二家はほのぼのとした安心感、癒し感のあるグッドポジションだと思っていた。パティシエのスイーツが「エビちゃん(蛯原友里)」だとすれば、不二家は「渡辺満里奈」と言ったところ。そのポジショニングの象徴がペコちゃんのはずだ。

同社のサイトに
なお、スーパーマーケット・コンビニエンスストア等で販売されているミルキー、ルックチョコレート、カントリーマアム等の菓子、ネクター等の飲料、及び冷菓につきましては、洋菓子部門とは別の工場で製造されており、製品の品質については安全確認が取れておりますので、引き続きご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

とあるが、そんな「商品分類」で「ご愛顧」するほど、私たち消費者は器用に切り替えたりはしないし、お人好しでもない。
以前も何度か書いたが「ブランド」の定義は「お客様との約束」であり、それを見事に裏切った。「ブランドは一日にしてならず。」信頼の貯金は長い時間がかかるが、借金へ転じるのは一瞬だ。
今回明るみに出た一連の問題は、消費者を愚弄し続けてきた行為だ。
再出発は楽ではないと思う。

ペコちゃん、君は悪くない。
FA権を行使してどこか安全な場所に移籍してください。


| はじめ | 13:01 | comments(0) | - |
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