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ちょっと回復

 昨年秋、リーマン・ショックに端を発した金融危機から、もうすぐ1年が経とうとしている。中国を初めとして回復期に入ったと見られる国も現れ、張本人の米国の経済にもいい材料が出始めた。日経平均も1万円オーバーで動いている。

私は確定拠出型年金に加入しているが、昨年末以来、その数字に嫌気がさし、運用状況の照会を一切していなかった。先日、運用会社から加入者用サイトのリニュアルの案内が届き、どれどれ、と見てみた。

おぉ、ちょっと回復している。

私は6〜7本あるその運用メニューの中から、勉強の意味も含んで、もっともハイリスクなものを選んでいる。国内外の株式を中心として、積極的な運用を期待するものである。やっぱり、慌ててスイッチ(資産の預け換え)をしなくてよかったーと実感。

回復までに数年と言われる今回の経済危機、油断は禁物だが、これからグッドニュースも多くなるだろう。

| マネープランニング | 21:54 | comments(0) | - |
24年連続、世界一

 昨年の日本人平均寿命の調査結果が公表され、日本人女性の平均寿命が24年連続で世界一であることがわかった。日本人女性の平均寿命は86.05歳、男性は79.29歳とのことである。

生殖医学的に、生きる力は、女性>男性、が定説と言われ、平均寿命はそのひとつの証明なのだそうだ。やはり、女性は強い。

ファイナンシャル・プランナー的視点に立つと、平均寿命の性差は興味深い。男性と女性では7歳近くの開きがある。夫婦がお互い平均寿命まで生きたとして、女性は7年間一人で過ごす可能性があるのである。一般的に夫婦で年金を受け取っていた時と比較し、専業主婦の期間が長い女性が一人になった場合、収支が悪くなるケースが多い。そんなことにも備えは必要なのである。

先日、あのトレンディ俳優が20歳以上年の差のあるプロゴルファーと結婚間近とのニュースがあった。そんなカップルはこの事実をどう思うのだろうか?余計なお世話だろうが。

| マネープランニング | 18:36 | comments(0) | - |
20%減
今週の初め、厚生労働省が発表した年金試算はショッキングな内容だった。

「100年安心」というスローガンのもと、2004年から5年に一度、年金制度の収支
見通しを作成する「財政検証」、つまり、今後の年金見通しを試算する作業が実施される
が、その結果が発表されたのである。

その試算によると年金の給付水準が現役の収入に対して62%→50%に目減りするとい
う。当初、現在の年金水準から20%、減少するのである。昨年来の金融危機という想定
外のマイナス要因もあるが、5年前より、積立金が10兆円も不足しているという。しか
も、この試算に使われている「運用利回り」、「賃金上昇率」、「出生率」など、まだま
だ不安定要素は多い。

ファイナンシャル・プランの話をするなかで、退職後の資金準備はやはり関心が高い。平
均的な退職後の生活を考えている人であっても、年金給付が20%目減りすると、1,0
00万円程度の資金準備がさらに必要となる。

今後の年金制度改革には要注意である。
| マネープランニング | 15:23 | comments(0) | - |
住宅ローンで資産運用?
景気対策のひとつに、住宅取得に関する税金の優遇措置が09年の税制改正に盛り込まれている。最も多くの人が活用できるのは、住宅借入金等特別控除、いわゆる住宅ローン控除であろう。

年末のローン残高に対して1%の所得税が戻ってくる、というものである。ここのところの低利傾向で、「特別な条件をクリアしたあなたさまへの特別な金利です」という優遇金利は1%を割っている。つまり、キャッシュで住宅を買うより、ローンを使ったほうがお得、という驚きの状況なのである。借入金額の上限も増え、この制度をフルに活用すると500万円の減税効果がある。

低利、減税という借りる側の環境は整っている。あとは価格下落の不安が払拭されれば住宅市況は好転するのかも知れない。

今朝、電車の中で英会話学校の広告にこんなコピーを見かけた。

「こんな時代だから、とあきらめる人。こんな時代だから、と始める人」

どんな状況にも、どこかにチャンスはありそうだ。
| マネープランニング | 17:59 | comments(0) | - |
株式「逃」資
年末を迎え、今年を振り返るコトを見聞きするようになった。某生命保険会社が募集した「今年の世相を反映する創作熟語」で入賞したのが、このタイトル。100年に一度と言われる金融危機のインパクトをこんなところでも感じる。

また、実体経済への影響も深刻化してきた。今週のソニーの人員削減はショッキングに伝えられた。確かに、経済環境の空気は重い。

しかし、そんな中にも好材料はある。株価が下がっていることはこれから株式投資を始めようとする人にはチャンスであり、不動産価格の下落と金利の低水準は、住宅購入の好機と言える。円高による、素材の輸入価格の下落は企業の利益にプラスであり、消費者には小売価格が下がるというメリットもある。欧米の高級ブランドは相次いで価格を下げた。

マスメディアが大変だ!大変だ!とものごとの一面だけを訴え続ければ、人々の行動は萎縮する。他方から見れば、この状況もチャンスと捉えられるだろう。浮上への雰囲気づくりのヒントはこんなところにもあるかもしれない。
| マネープランニング | 13:13 | comments(0) | - |
バラマキ、再び?
日経平均が9,000円台に回復し、為替も少し落ち着きを取り戻し、米国大統領選が話題となっているうちに、日本の緊急景気対策はマスコミの主役から一歩後退してしまったようだ。

10日ほど前までは毎日のように打ち出された対策案はどのようなものがあったのか?うっかりすると、記憶の彼方へと・・・

個人に対するもので、その対象が広いと考えられるものとしては「住宅ローン減税」と「定額減税(定額給付金)」。いずれも税金をオマケするよ、というカタチをとっている。

過去最大級と銘打つローン減税は、減税期間が10年、最大600万円という内容が検討されている。確かにインパクトがある内容だが、不動産価格の先行きが?であり、どれだけの効果があるのかが疑問視されている。

また、定額減税については、現金として溜め込まず、消費を促すためにクーポンで配布する方法が検討されているとのことだが、小渕内閣の時の検証はきちんと行われたのだろうか?と疑いたくなる。

いずれにしても。今回の経済対策で国費は膨れ、赤字国債の発行の可能性も出てきた。国の借金が再び増加することになる。まずは、景気対策、立ち直ったら税金で財政再建。麻生プランの評価は数年後に下される。
| マネープランニング | 23:30 | comments(0) | - |
銀行の列
週、銀行に足を運んだ人は気づいたことだろう。銀行の外貨両替窓口に長蛇の列ができていたことを。普段、外貨両替がこんなに混雑することを見たことがない。

一連の世界経済の波乱で、円高が進み、1ドル=90円台をつけたあたりから、外貨買いをする人が多くなってきたようだ。

外貨両替の窓口に現れたかの列は、これから海外へ行くために外貨を買う人だけでなく、海外から戻ってきて、円高がさらに進む前に円へ戻そうとする人など緊急性のあるケースだけでなく、当面の間外貨を使うのでなく、将来の円安を見込んで外貨を手元に保有しようとする人たちも加わることで、できあがったようだ。

10%円安に触れれば、両替の手数料をさし引いても、7〜8%の運用をしたことになる。また、トラベラーズ・チェックにしておけば、不正使用の保険もついていて、手数料も低く、更に効果が高い。

為替を使った運用としてFXが知られている。先物という投機性や現物を運用することでない不安からFXに躊躇していた人も、円高に乗じた外貨運用は比較的取り組みやすいのかも知れない。

しばらく、外貨両替は繁盛のことだろう。
| マネープランニング | 13:50 | comments(0) | - |
トリプルパンチ
今日、経済関係は3つのニュースで揺れた。

日経平均株価が8,276円の終値をつけたこと。
大和生命の破綻。
上場しているRIET(不動産投資信託)の破綻。

金融経済に疎い人も、これは大変なことが起きている、と感じるのではないだろうか?

株価の下落、金融機関の破綻と90年代後半を彷彿させる出来事が続くが、大きな違いは、前回は日本国内の事情、今回は外的要因ということである。言い換えれば、前回は疾病、今回はアクシデントによるケガといったところだろうか。

サブプライムに端を発する米国金融危機はアジアの金融機関に与える傷は浅いと言われていたが、どこまでいくのだろう?自分の運用先の数字はしばらく見ない、が身のためか、とほほ・・・
| マネープランニング | 17:05 | comments(0) | - |
リーマン・ショックでリーマンもショック?
今週は米国金融界で衝撃的なニュースがあった。

大手証券会社、リーマン・ブラザースの破綻である。翌日にはAIGグループへの負の連鎖が心配されたが、こちらは公的資金からの支援が決まり、回避された。

しかし、米国の金融不安から株式、為替は引き続き不安定に動いている。

日本国内もリーマン関連の金融商品を抱える金融機関の損失、円高(実はドル安)による輸出への影響から、金融株、輸出関連企業の売りが強まっている。

これらに直接投資していない人にも影響が及ぶ可能性もある。投資信託などでリーマン債を組み入れているものがあり、通常元本割れを起こさないといわれるMMFという金融商品の元本割れが懸念されている。

近年の金融商品は多様化、複雑化し、自分が投資したお金が何に向けられているかわからないケースも多い。普及しつつある確定拠出型年金にもその運用メニューにリーマン債が含まれているケースもあるだろう。リーマン・ショックで、確定拠出型年金の資産が目減りし、(サラ)リーマンもショックとならなければいいのだが。
| マネープランニング | 11:51 | comments(0) | - |
個人資産を支えにして立つ日本
2006年度の国の貸借対照表(バランスシート)が発表された。

貸借対照表は一般的に民間企業の状態をお金の面から表すものであるが、最近では営利目的でない大学や地方自治体も作成され、様々な分野でのディスクローズが進んでいるのが伺える。

国の財務諸表は、単位がすごい。兆円単位である。国の「資産」は約704兆円!!一般企業であれば、時価評価が進み、もしお金に換えたらいくら?という金額が、「資産」として計上されるのであるが、国の場合は道路や河川など市場価格のないものも含まれているので、実体はわかりにくい。

「資産」から「負債」を引いた金額は277兆円。つまり、国が持っている財産をすべて売り払い、お金に換え、借金を支払おうとすると、これだけ足りないのである。しかも、前年と比べ、3兆円悪化している。

普通の企業であれば「債務超過」の状態で、既に破産していることなる。しかし、日本の場合はそこに住む人の金融資産は1,500兆円以上あることで保証されているのである。

「若い世代へつけまわしをしない」と政治家たちは口を揃えるが、個人資産という杖なしに自立できないでいるのが現状。残された途はここでも増税か?と思ってしまう。
| マネープランニング | 13:23 | comments(0) | - |
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